2013年05月08日

死への憧れ

先月、4月19日に祖父を亡くした。
母の父だ。
享年91歳・・・

このタイミングでここで書くのも変かも知れないが、感情の記憶として書いておいた方がいいと思ったので変なタイミングだが書くことにした。

祖父は生きてる時から仏様に砂糖を降り掛けた様な人間だった。
兎に角、絵に描いた様な良い人で恐らく祖父のことを悪く思う人はあまり居なかったと思う。
それは、孫だからというひいき目無しで客観的に・・・
祖父を知らない人間に、ここで言葉でいくら説明しても伝わらないと思うが、少なくとも祖父は俺みたいな皮肉屋では決してなかった。

孫や曾孫に見守られながらの素晴らしい葬儀だったと思う。
こんな俺でも年々涙もろくなってきて出棺の時には号泣してまったよ・・・

その時、俺は実感したよ。
やるべきことをすべて全うして死んでいくことのカッコ良さを・・・

変な言い方だが、俺は産まれ初めて『死への憧れ』を感じた。

勿論それは、逃げとか甘えで自殺することではなく、やるべきことすべてやりきって力尽きて死んでいく様・・・

娘や息子、孫や曾孫にまで、その生き様を見せ付けて死んでいくことのカッコ良さ・・・

俺もいつか、こういう風に死ねたらと思った・・・

そして死ぬタイミングもこれ以上ないくらい完璧だった。

俺と同じく孫で俺からしたら従兄弟がちょうど家を建ててて、命日の前日が棟上げだった。
棟上げという、めでたい日に祖父が亡くなるのはあまり縁起も良くないし、何とかして今日一日だけは踏ん張って生きてくれ〜!って俺も祈ってた。

その思いが通じたのか、その日一日は頑張って生きてくれた。

そして翌日早朝に息を引き取った・・・

この早朝ってのが味噌で、これが昼間や夕方だった場合、俺や弟みたいに関東で住んでる者は通夜や葬儀に間に合わなかったかも知れない・・・

俺も東京で仕事を抱えていたが、早朝に連絡があったので、仕事の穴を最小限に抑えることが出来たし、周りの人間に掛ける迷惑も最小限に抑えることが出来た。

死ぬ日付けだけでなく、死ぬ時間帯まで完璧だった。

完璧で完全な死・・・

人間が産まれて最後にやることは『死』な訳で・・・
最後の最後をカッコ良く幕を引くことが出来たのは、頑張って生きた人への神様からの最後のプレゼントかも知れない。

唯一の心残りが俺だけ曾孫の顔を見せれなかったこと・・・

孫の中で一番の問題児は俺やから、かなり心配掛けてしまって、ちょっとだけ反省している・・・(笑)
俺以外は、ひと言で言えばみんな優等生やしな・・・(笑)

なんとかギリギリ、嫁を見せることが出来たのが唯一の救い・・・

結婚して初めて見えて来たことや気付いたことが多くて、独身時代、俺は既婚者にとても配慮の無い発言してたなと反省している・・・(笑)
何でもやってみないと分からないもんだ・・・(笑)

子供が出来たらまた違うのやと思う。
孫や曾孫が出来たら、また更にもっと違うんだろうな・・・

俺にはまだやるべきことが山積みやから、まだ当分は死ねそうにもないな・・・(笑)

祖父の様に生きて、祖父の様に死にたい・・・

その日まで日々精進・・・
posted by TV PEOPLE! at 10:06| タカタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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